セルフBスポット治療②【咽頭捲綿子の改造と塩化亜鉛溶液の調製】

咽頭捲綿子の改造】

咽頭捲綿子はそのままだと咽頭扁桃まで届かないので、下の写真のように曲げます。(ペンチで曲がります)

f:id:tarou1201:20190815085230j:plain

 

咽頭捲綿子の持ち手の部分の半田が弱いので、ステンレス用半田で補強します。補強したら水洗いしてフラックスを洗い流します。

ステンレスの半田付け方法についてはここでは書きませんが、半田ごての使用に慣れていない人は充分注意して行ってください。

f:id:tarou1201:20190815085759j:plain

 

【1%塩化亜鉛溶液の調製】

①適当な紙を四つ折りにして折り目を入れ、はかりに乗せます。

②はかりで塩化亜鉛を1g計量して薬瓶にいれます。(塩化亜鉛は潮解性があるので手早くやってすぐに蓋を閉める)

③水も99g計量して薬瓶にいれます。

④薬瓶かきまぜながら、塩化亜鉛が溶けきるまでクエン酸を少しづつ(1つまみもいらないくらい)入れていきます。

塩化亜鉛が溶けきっていない状態だとわずかに白っぽい液ですが、溶けきると完全透明になります。

⑤完成。調製日を書いたラベルを貼っておきます。

 

*使用する水は水道水でいいです。素手で触った捲綿子が入ったりするものなので

*使用期限の目安は調製後1ヵ月

*保存用の瓶と捲綿子を浸す用の瓶を分けておき、何回かに分けて捲綿子を浸す用の瓶に補充していくときれいな状態で保存できます。

*50ml等の量で調製するのは、塩化亜鉛の計量精度が下がってくるのでおすすめではありません。