セルフBスポット治療②【咽頭捲綿子の改造と塩化亜鉛溶液の調製】

咽頭捲綿子の改造】

咽頭捲綿子はそのままだと咽頭扁桃まで届かないので、下の写真のように曲げます。(ペンチで曲がります)

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咽頭捲綿子の持ち手の部分の半田が弱いので、ステンレス用半田で補強します。補強したら水洗いしてフラックスを洗い流します。

ステンレスの半田付け方法についてはここでは書きませんが、半田ごての使用に慣れていない人は充分注意して行ってください。

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【1%塩化亜鉛溶液の調製】

①適当な紙を四つ折りにして折り目を入れ、はかりに乗せます。

②はかりで塩化亜鉛を1g計量して薬瓶にいれます。(塩化亜鉛は潮解性があるので手早くやってすぐに蓋を閉める)

③水も99g計量して薬瓶にいれます。

④薬瓶かきまぜながら、塩化亜鉛が溶けきるまでクエン酸を少しづつ(1つまみもいらないくらい)入れていきます。

塩化亜鉛が溶けきっていない状態だとわずかに白っぽい液ですが、溶けきると完全透明になります。

⑤完成。調製日を書いたラベルを貼っておきます。

 

*使用する水は水道水でいいです。素手で触った捲綿子が入ったりするものなので

*使用期限の目安は調製後1ヵ月

*保存用の瓶と捲綿子を浸す用の瓶を分けておき、何回かに分けて捲綿子を浸す用の瓶に補充していくときれいな状態で保存できます。

*50ml等の量で調製するのは、塩化亜鉛の計量精度が下がってくるのでおすすめではありません。

セルフBスポット治療①【道具編】

ここからはセルフBスポット治療を試してみた記録を書いていきます。

 #本来は耳鼻科でやってもらう処置です。セルフでの処置はリスクも伴いますので、試す場合は自己責任でお願いします。

【道具編】
  • 咽頭捲綿子(ハルトマン式)

ペルテソン式とハルトマン式がありますが、ハルトマン式でOKです。amazonで千円程度で買えます。但しこのままでは使いづらいので、改造します(後述)

 

  • 軍手

普通の軍手ですが、隠れた必須アイテムです。捲綿子をしっかり持っていると指が痛くなるため、効果的にこすれません。捲綿子を持つ手に軍手をはくことで、しっかりとこすることができるようになります。

 

塩化亜鉛入りの洗口液が売られているのでそれを使うという方法もありますが、普通に塩化亜鉛を買ったほうがいいですね。洗口液はアストリンゴゾールというやつで原液濃度0.5%しかなく、標準的方法で必要な1%に届かないうえに、原液では他の成分で粘膜にダメージがあり、しかもかえって割高です。塩化亜鉛は、国産の医薬用の試薬を入手すべきです。自分で調製したりすると、不純物で体に悪影響が出るかもしれません。

25gで2年分、4000円位です。

 

塩化亜鉛は水に溶けにくいので、ph調整のためにクエン酸を添加します。少量でOK

 

  • 脱脂綿

塊状になっているタイプよりも、シート状のタイプの方が使いやすいです。

 

  • 薬瓶

インスタントコーヒーの空き瓶とかでいいです。遮光性は必要なく、(まずないですが)もし液に雑菌が繁殖して濁ってきたりしたときわかるように、透明のものがいいですね。かつ、塩化亜鉛溶液は1度に50-100ml程度を調製するので、捲綿子が入るサイズの100ml程度のものがいいです。

 

  • 電子はかり

塩化亜鉛と水を計量するのに使います。0.1gが計量できるタイプで、タニタとかの国内メーカーものがいいです。無名の中華製とかは精度があやしいものが混ざっています。

 

  • 100W半田ごて(最初はなくても可)

咽頭捲綿子の改造に使います。

咽頭捲綿子の型によりますが、元々Bスポット治療を想定して作られたものではないので、グリグリしていると持ち手のはんだ付けが外れてしまうことがあります。外れてしまっても使えないことはないですが、力を入れづらくなるので半田を追加して補強します。

 

  • ステンレス用鉛フリー半田(最初はなくても可)

咽頭捲綿子の改造に使います。

普通の半田は鉛が入っていて体に悪いので、鉛フリーを使うのがいいでしょう。

 

  • ステンレス用フラックス(最初はなくても可)

咽頭捲綿子の改造に使います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Bスポット治療記②~Bスポット治療との出会い

何かいい治療はないかと探していたら、Bスポット治療というのを発見。マイナーな治療法で、どこの病院でもやっているわけではないらしいが、それなりに近くの耳鼻科で受けられるみたいなのでとりあえず受診。

塩化亜鉛でグリグリしてもらって見事に出血。これまでの症状は上咽頭炎でした。~めでたしめでたし

#このブログを読まれる方は、Bスポット治療とは何か既にご存知だと思いますので説明は割愛します。

 

いくつかの耳鼻科を受診してみた感想

  • A病院

ここは喉だけグリグリ。こすってくれる時間は10秒程度で他の病院よりは長いが、先生は出血の有無は気に留めていないようだった。鼻吸入と喉吸入、あとアレルギーの薬が出た。治療費は1回700円程度

  • B病院

ここは鼻綿棒+喉グリグリ。あと鼻吸入と薬。1000円位取られるのに3秒位こすったら終わりなので行くのをやめた。

  • C病院

ここは喉に麻酔をしてから喉グリグリ。鼻吸入はあるが薬は無し。こすりは3秒くらいで短いが、めっちゃ力強くこすってくれた。治療費は1回500円弱

 

結局A病院に週1で2か月程通った。症状はそれなりに軽快してきたが、完治まではいかなかった。

(あまり儲からない治療なので仕方がない面もあるが)先生も漫然を処置していく感じだし、治療費+交通費で月6千円程度かかるので別の方法を検討することにした。

Bスポット治療記①~謎の体調不良

 Bスポット治療というのやってみたので、その体験記でも書いていこうかと思います。

 

  • 2018/9

 会社の飲み会後、酒で頭が痛いながらも筋トレのノルマをこなしていたら風邪をひいた。

1週間程で風邪は治ったが、頭痛だけが1ヶ月経っても残り、これはおかしいと思い近所の神経内科を受診。

診断は緊張性頭痛。薬はテグレトールとビタミン他少々を処方された。MRI検査も勧められたが、8000円かかるとのことで、どうせ異常なしと言われるのが関の山だろうと思い断った。

テグレトールは効いたが、聞こえてくる音程が変わるという副作用が出てびっくり!そのうち頭痛は治まり、薬をやめたら音程の副作用もなくなった。

しかしここからが厄介だった。

 

  • 2018/10~2019/5

9月の風邪以降、首の後ろが時々痛い、のどに常に違和感、月に1回は風邪をひく、などの症状に悩まされた。内科を受診し、血液検査もしてもらったが異常なし。耳鼻科でも鼻中隔湾曲がある程度で特に異常なし。漢方とか色々試したが効果なし。